恩師「松田 二郎先生」

📩 伊藤 美津子(80回生)
去る2月27日未明、恩師の松田二郎先生がご逝去されました。
阿部博行さん(73回生)の追悼文が荘内日報に掲載されましたのでご紹介いたします。


昭和48年卒80回生3年1組(松田組)の私たちは、幸せなことに、卒業後も母校の一室を土岐秀昭さんのお世話でお借りし「松田組特別授業」をしていただいたり、京都や鹿児島への「修学旅行」に「引率」してくださった際も、旅先で特別授業をしていただきました。
諸事情で令和元年9月21日の「松田組特別授業『庄内歌壇の先達 杉山 廉』」が最終回となりましたが、その折、「春には廉女の墓参りをして花見を」ということになりました。幹事の齋藤俊治さんが「廉女墓参並びに桜を観る会」と題し、廉女の命日に近い日で企画してくれました。ところが、コロナ禍に突入してしまい三度見送る結果に。ようやくこの4月に実現する矢先のご訃報でした。
先生は「廉女は、私の永遠の恋人である。」と仰られライフワークにしておられました。廉女200回忌にあたる平成19年には「松田二郎編 廉女和歌集成」も出版されました。
「松田組組報」にも毎回 特別寄稿をしてくださり、ときに時事を巧みに捉えた突っ込んだ文章あり、毎回、拝読するのを楽しみにしてきました。クラス内に留めておくのはあまりにも勿体なく、直近の「書き下ろし特別寄稿」二つを紹介します。
かつて担任した生徒はもはや「教え子」ではなく「友人」である、と仰っていた松田二郎先生のご冥福を、心からお祈り申し上げます。