東京同窓会紫紺会の総会・懇親会に出席して

11月11日に第76回の紫紺会総会が、飯田橋に近い「ルコ」で開かれました。
11時半から総会で、会計、決算、役員改選などが了承された後、12時から13時まで講演会が開かれました。第1部は、「酒田の今と明日を語る」と題しての、市役所の地域創生部長の佐々木好信さん(酒商OB)による講演がありました。
 NHKの「ぶらタモリ」を誘致して、飛島を含む酒田市全体を全国に発信した話から始めて、北前船の起点となった歴史、駅前に「ミライニ」という交流拠点を建設、山居倉庫と一体的に旧酒田商業高校跡地の再開発が進んでいること、遊佐沖と酒田沖で洋上風力発電の計画が動き出しつつあること、クルーズ船「ダイアモンドプリンセス号」が4回入港したこと等々「稼げる町」としての酒田のダイナミックな動きを、佐々木さんが独特のキャラクターで解説していました。
 第2部は、2019年に黒森歌舞伎がポーランドで公演をしたビデオ記録の放映と解説がありました。日本とポーランドとの国交樹立100年を記念して、ワルシャワの国立演劇大学とクラクフのマンガ博物館の2か所で、「義経千本桜」を演じ、とても好評だったこと。ポーランドの学生たちも顔に隈取をしてポーズを決めて興にのっていた映像など見応えがありました。
 13時から懇親会にうつり母校の教頭先生、同窓会長らの挨拶の後、賑やかな歓談に。途中、OBのギタリストの土門秀樹さんの演奏、歌手の芝田洋一さんの持ち歌の披露などがあり、あっという間に2時間が過ぎました。
 参加者は来賓含めて5~60人位だったと思いますが、とても中身の濃い内容の総会、親睦会でした。酒商の人材の幅の広さを実感した1日でした。

(2023.11.27 報告:副会長 梅津 準士 77回生)